こんにちは!ミントフラッグのクオです。
2025年が始まって早1ヶ月。皆さんは、いかがお過ごしですか?
私クオは今、オーストラリアにいます。ワット所長をなんとか説得して、オーストラリアの滞在を許してもらえました。現在、日本の季節は冬ですが、オーストラリアは夏なんですよね。束の間のバカンスを楽しんでます。
<目次>
- 日本語を学習している人の数
- どうして日本語を学習しようと思ったのか
- 日本語の何に苦労しているか
日本語を学習している人の数
さてさて、日本は冬に対してオーストラリアは夏のように、世界で見ると英語を学習している人もいれば、日本語も学習している外国人もいるんですよね。今回は、後者に目を向けてみたいと思います。
国際交流基金が行った「2021年度 海外日本語教育機関調査」によると、日本語学習者の数は約380万人でした。
2009年度からの10年間で約360〜390万人を推移していますが、1979年度の調査から見ると約30倍近く増えています。
地域別で見ると、1位:中国27.9%(1,057,318人)、2位:インドネシア18.8%(71,1372人)、3位:韓国12.4%(47,0334人)となり、上位3カ国で約6割を占めています。
どうして日本語を学習しようと思ったのか
今回の調査に、日本語学習の目的もありましたのでお伝えしますね。
世界の日本語教育機関が在籍する学習者が、日本語の学習目的・理由として挙げた項目のうち、多かったのは
「日本語そのものへの興味」(60.1%)「アニメ・マンガ・J-POP・ファッション等への興味」(59.9%)「歴史・文学・芸術等への関心」(47.9%)でした。
これら3項目が日本語学習の大きな目的となっています。
実際、私クオも日本語を学習している外国人と話したことがあるのですが、「鬼滅の刃」や「ドラゴンボール」が好きな人もいれば、なんと「ごくせん」を一通り見て日本語を勉強した人もいました。
もし皆さんが将来外国人と話す機会があったとき、アニメやドラマなどの話題を設けることで、話が弾みそうですね!
日本語学習者は、何に苦労しているか
続いて、日本語を学習している外国人は、日本語の何に苦労しているのでしょうか。この画像を見たことはありますか?
https://www.quora.com/Why-is-Japanese-grammar-so-hard-for-English-speakers-to-understand より引用
日本を母国語とする人たちにとって、英語は複雑だと認識する一方、英語を母国語とする人たちも、日本語はとても難しくて困惑していることが多いです。
何に苦労しているか、一部紹介しますね。
・覚えるものが多い
→英語はA〜Zの26個を覚えればいいのに対し、日本語はひらがな・カタカナそれぞれ46文字ずつあります。
また、日常生活で十分だと言われている漢字を2,500個程度覚える必要があります。もし今から日本語を習うとなったら、私クオは絶望しちゃいますね。 絶対に漢字やりたくない・・・
・動詞の活用
→英語は主語によってstudyがstudiesになったり、過去形だとstudiedに変化したりします。一部不規則に変化する動詞はあるものの、sやedを付ければ良いことが多いです。
一方、日本語は動詞の活用が多岐に渡ります。「〜ない」一つにしても、「勉強する+ない」だったら「勉強しない」ですし、「聞く+ない」だと「聞かない」になります。「聞けない」じゃダメなの?って聞かれたら、戸惑いますよね。
・助詞
→英語を学習している方は、どんなときに a や the などを付ければいいか苦労する一方で、日本語学習者は助詞で疲弊します。
しかも助詞それぞれに役割があって、「を」は目的を作りますし、「に」は「〜に行く」のように方向を説明してくれます。「が」と「は」の違いって何?と聞かれたら、絶望しますね・・・
ここまでが、「日本語を学習している人が何に苦労しているのか」についてでした。日本語を「母国語」としてではなく、「外国語の1つ」として見たときに、新しい発見があれば幸いです。
もし、英語で話したくなったら、AI英会話で私クオやRay様とお話ししましょうね!
▼参考
・2021年度 海外日本語教育機関調査
・Why is Japanese grammar so hard for English speakers to understand?
・Japanese Grammar